なんだか、嬉しい?
- 2016年03月20日
朝は少し寒いですが、お昼はぽかぽか。良い季節になってきましたね。院長、岡泰大です。
むし歯の治療、抜歯、歯石除去。歯科医院で行う治療は色々ありますが、私が患者さんになったとして一番緊張するだろうと思うのが、下の奥歯の神経をとる処置でしょう。
先日、その下奥歯の神経をとることになったAさん。麻酔をかけて歯を削り始めてすぐに「スースー」音がします。初めは、Aさん鼻が悪いのかなと思いました。キーンという嫌な音がする器械を使って更にむし歯をとっていきました。口を開けて治療を受けているAさんから次は「グーグー」という音がします。あれ?。
治療がひと段落して「暫くお待ちください」と私が診療台から離れてカルテを書いている間も、「グーグー」。えー、Aさん熟睡。しかも治療の中で一番辛いであろう下の奥歯の神経とる処置で寝るとは凄い。というか、有難いです。診察を再開すると吐息にかわり口を開けてくれ、10分程で治療は終了しました。
私が患者さんなら、背中に汗をかきビビりながら治療を受けることでしょう。その治療でイビキをかいて寝てくれるAさん。凄いと思いながら、なんだか嬉しい気持ちになりました。治療を怖がるのではなくて、リラックスして寝てくれるのは、歯科医師としては嬉しいことなのです(ただ、物凄く疲れて来院されたのかもしれませんが・・・・)。「はい、今日の治療はこれで終わります。」と声を掛けると何事もなかったかのように待合室に戻っていかれました。
歯医者になり30年近くになりますが、初めての経験でした(笑)。