むし歯菌・周病菌は、どこから来るの
- 2020年10月29日
今回は、むし歯菌と歯周病菌はどこから来るのでしょうか、というお話です。お菓子からではないですよ(笑)。院長の岡です。
胎児の口はほぼ無菌であり、生まれて大人になるまで、他人の唾液を介して細菌が増えていきます(ペットの犬からもらう方もいますが)。
むし歯菌は、1歳半以降に口の中に住み付き始めます。お母さんの口から移る確率が高く、家族からも移ります。赤ちゃんのいるお宅では、家族の口腔ケアーが大切ということです。
歯周病菌は、10歳以降で口の中に定着し始め、病原性の高い菌は18歳以降に移ります。ということは、感染源はお母さんではなくて、パートナーということですね(口の清潔な方がいいですね 笑)。
口腔内の感染は避けられませんから、唾液感染に神経質になる必要はありません。むし歯菌や歯周病菌が口の中にあっても、必ずしもむし歯や歯周病が発症するわけではないからです。 子供の時からの規則正しい歯磨きとフロス(糸ようじ)のセルフケア、そして、自分では取れきれない汚れを歯科医院で除去するプロフェッショナルケア、フッ素塗布も大切です。正しい生活習慣を身に着けて、むし歯や歯周病が発症しないようにしましょう。
すさみ町にある雫の滝です。
高さは30m.上段は広く斜面を流れ、下は滝つぼに落ちる。上下二つの異なる流れと大きな滝つぼが魅力的な滝です。