お持ちください

お持ちください

  • 2022年06月22日

梅雨空が続き、明けるのが待ち遠しく思う今日この頃ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?

 

さて皆さんは病院や薬局に行く際はお薬手帳を持って行くと思いますが、歯科にもお持ちいただきたいのです。

飲んでるお薬によって、できない治療があったり、他の病院にかかっている場合は主治医の先生に確認をとってから治療をすることもあります。

たとえば、病歴で脳梗塞や心筋梗塞などを発症された方には、血液の抗凝固剤が処方されている場合がありますが、そのような方は血が止まりにくいため、抜歯などの出血を伴う治療の際は注意が必要です。

また、骨粗しょう症の方には、その治療薬であるビスホスホネート薬(BP薬)が処方されますが、そのような方に抜歯を行うと、ごくまれに顎骨壊死などの合併症を引き起こすことがあり、重症化してしまう恐れがあります。

高血圧治療薬(降圧薬)や抗てんかん薬等を飲まれている場合は、薬剤性の歯肉増殖症の可能性もあります。

さらに、お薬の飲み合わせの問題もあります。鎮痛剤を処方されている方に重ねて歯の鎮痛剤を処方することは適切ではありません。

 

安全に正確に治療を進めていくために、お薬手帳をお持ちの方は忘れずにお持ちくださいね。

常用されているお薬が変更になった際は、その都度お伝えくださいね。

 

前田

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