仕上げみがきは、将来起こる歯周病を防いでいる
- 2022年08月15日
夏休みで、朝から子供の声が待合室から溢れているのが大好きな院長の岡です。
歯周病菌についてお話します。
むし歯は乳歯の萌出とともに…
歯周病菌は小学校高学年から口腔内に定着します。
数ある歯周病菌のうち病原性が強い3種類を「レッドコンプレックス」と呼びます。
口腔内の細菌層は、ピラミッドを形成しています。
最上層に歯周病原性の強いレッドコンプレックスが存在し、その下のピラミッド中層には低病原性菌、
下層には弱毒菌や常在菌が存在しています。
ピラミッドてっぺんにいるレッドコンプレックスは毒性の弱い細菌が存在しないと生きていけません。
むし歯を作らないだけではなくて、歯周病に成りにくい環境を作る為には
小さい頃からの口腔ケアーが必要で、それを確実なものとするには
大人による仕上げ磨きが大切となります。
「お子さんの未来の健康をも守る」…そんな気持ちで仕上げみがきをしてあげてください。