ガムを噛んで運動能力アップ
私が子どものころ、ガムを噛んでいるのは行儀が悪い、そんな偏見もありました。
今、多くのスポーツ選手がガムを噛みながらプレーをするのをよく見かけます。
ガムを噛むことにより脳の活性が高まり、脳から全身の筋肉への情報伝達がスムーズになります。、そして、筋力、瞬発力、動体視力が高まるのです。
特に、野球やゴルフなど動いていない時間のあるスポーツでは、次の動きに素早く対応できるため効果が高いといえます。
次のゴルフコンペで、子供の野球の試合で試してみませんか。もちろんキシリトールガムで。
磨き残し
磨き残しの多い場所
上の歯 奥歯の頬側(外側)
下の歯 奥歯の舌側(内側)
上の奥歯の外側は、頬が寄ってきて歯ブラシが入りにくいためです。口を半開きにすると頬が緩み、歯ブラシが入りやすくなります。そして、ブラシの柄を少し外側にして口を開くようにすれば、奥まで磨けます。
下の奥歯の内側は、舌が邪魔になり磨きにくいためですが、一番の原因は、歯ブラシをきっちりと歯にあてにくい場所であるためです。今一度、鏡の前で、歯ブラシの毛先が、歯の内側にあたっているか、確かめてください。
細かくいうと、歯と歯の間、歯と歯ぐきの境目ということですが、上は奥の外側、下は奥の内側と覚えて、毛先を歯と歯ぐきの境目にあてて、優しく小刻みにみがいてください。
被せ、詰め物が外れた!
最近、急患の患者さんで多いのが、歯の被せや詰め物が外れたというケース。
外れる原因の多くは、被せや詰め物の中で、むし歯ができていることです。むし歯のために、適合が悪くなり外れるのです。
むし歯が小さいときには、外れたものをもう一度付けることができます。
むし歯か大きいときには、適合しないので新しい物を作る必要があります。
ですから、外れたときには、とりあえず外れた被せ、詰め物を持って歯科医院に行きましょう。
付けることができれば、一回で終わりますし、治療費も安く、治療自体も楽です。
ただ、一度外れた物は、再び外れることもあります。二度三度と外れたら、再製が必要でしょう。
歯みがき後の正しい洗口(すすぎ方)
フッ化物は、歯を丈夫にし、むし歯になりにくい歯を作ります。現在市販されている歯みがき粉の多くに、フッ化物が配合されています。歯みがき後のうがいの仕方によって、フッ化物の効果が大きくかわります。では、正しいうがいは、どうすればよいのでしょうか。
まず、今お使いの歯磨き粉をよく調べてください。フッ化物(フッ素)入りの磨き粉をお使い下さい。裏に成分が書かれていますが、多くはNaF(フッ化ナトリウム)が使われています。
歯みがきの後、口いっぱいに水を含み、3~4回ブクブクうがいをしていませんか?これでは、大切なフッ化物が口の中から洗い流されて、無くなってしまいます。
フッ化物入りのみがき粉で歯をみがいたら、うがいはしないのが理想です。どうしても気持ち悪い場合は、少量の水での1回きりのうがいにして下さい。
正しい洗口でむし歯予防!! さあ、今日から始めてください。
抗血栓剤(血をサラサラにする薬)について
「先生、血サラサラにする薬一週間止めてるから、今日この歯抜いてください。」
たまに、自分の判断で薬を止めている患者さんが来られます。以前は、抜歯を行う前に主治医の先生と相談し、ワ―ファリンやバイアスピリンなどの抗血栓剤を一定期間休薬してから抜歯を行っていました。
しかし、抗血栓剤を休薬することにより血栓ができやすくなり、脳梗塞など命にかかわるリスクが高くなるということが分かってきました。
患者さんの体調を把握し、抜歯後の止血処置を慎重に行うことにより、原則、抗血栓剤を止めずに服用したままで、抜歯を行っています。
抗血栓剤を服用されている方は、必ず申し出てください。